北海道民のマネー事情

お金の価値観や行動でわかるタイプ別診断。【vol.2】あなたはどのタイプ?全6タイプ紹介(後編)

北海道民のお金に対する価値観や志向、ライフスタイル、生活満足度などの調査から判明した6つのタイプ。Vol.2では、各タイプの大まかな全体像や基本属性、価値観などについてご紹介します。

自由に空を飛ぶエゾモモンガタイプ

【基本属性】
●全体の13.8%を占める
●女性40-60代を中心に女性に多い

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●モットーは自分らしく生きること。そのためストレスも少なく、生活満足度が高い。なんでも自分で判断して決めたい
●好きな物、トレンドを意識したものを賢く買う
●将来の不安は、「自分や家族の健康」が6割。ほか、お金の準備の不安がいずれも1位/6タイプ

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、老後生活費や病気・入院費、介護費など
●行っている資産運用は預貯金が多く4割超え。NISA・iDeCo・株・投信には関心あり
●全体的にローン利用が少ない
●老後資金の備えは、普通預金・個人年金・積立などが1位/6タイプ
●中高齢層が多く至近の課題なので、老後のお金に関する不安が多い

【自由に空を飛ぶエゾモモンガタイプの共通要因】

集団行動が得意なエゾシカタイプ

【基本属性】
●全体の14.3%を占める
●男性20-30代を中心に男性に多い

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●仕事や社会とのつながり、人間関係が大切。自分よりも他人や社会の役に立ちたい利他主義
●お金は大切に使う。買い物はSDGsを意識しており、リサイクルも積極的
●将来の不安は、「人生100年時代にお金をどのくらい用意すれば良いかわからない」がトップ45.2%(平均46.2%)。いずれの項目も平均並み

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、家賃・住宅ローンの支払いや病気・入院に備えるお金が上位。老後生活費は35.7%(平均58.1%)と、若年層が多い故低い
●行っている資産運用のトップは、預貯金が35.7%で平均並み。続く投資信託(31.0%)のほか、株・NISAなどが平均を大きく上回る。
●ローンはマイカー・教育ローン利用が平均より高い
●老後資金の備えのトップは、普通預金貯蓄(41.7%)で1位/6タイプ

【集団行動が得意なエゾシカタイプの共通要因】

餌も計画的に貯めるエゾリスタイプ

【基本属性】
●全体の26.0%で最多ボリューム層。どの項目も平均値が多く、道民の平均像といえる
●男性40-60代、女性20-30代に分布し若干女性に多い

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●生き方もお金の使い方も計画的で賢明なまじめタイプ
●生活満足度も高く、お金はなるべく貯金して、計画的に賢く使う。買い物は納得した物でできるだけ長く使えるものを買う
●将来の不安は、「自分・家族の健康」(56.9%)が突出して高い

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、老後の生活(75.8%)が平均(58.1%)よりも高い
●行っている資産運用のトップは、預貯金が45.1%で平均(34.8%)より高く、続くNISA・株式・投資信託等は平均並み
●ローンはマイカー・住宅ローン利用が多いがほぼ平均並みの利用率
●老後資金の備えは、普通預金、個人年金、積立・定期の上位3つは平均並み

【餌も計画的に貯めるエゾリスタイプの共通要因】

パパも子育てするキタキツネタイプ

【基本属性】
●全体の12.4%を占める
●男性20-50代、女性30-50代に多く男性が若干多い

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●生活不安が多いながらも、自分が家族を守ろうとがんばるタイプ
●生活で重視するのは家族。不安も子育てや家族に関すること
●お金は計画的に使うよう努力している
●買い物は、安く済むようポイント利用なども積極的
●将来の不安は、「将来のためにお金を準備する余裕がない」がトップ(42.5%)

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、老後の生活費(54.8%)で平均(58.1%)並み
●行っている資産運用のトップは、預貯金が24.7%で平均(34.8%)よりは低い。次点の債券投資(13.7%)は平均(9.2%)より高い
●ローン利用率はマイカー・住宅ローン・教育ローン共に平均より高い
●老後資金の備えは、普通預金、個人年金、積立・定期の上位3つは平均並み

【パパも子育てするキタキツネタイプの共通要因】

群れずに自力で生き抜くエゾユキウサギタイプ

【基本属性】
●全体の22.6%で2番目に多い層
●男性20-50代を中心に男性に多い

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●お金が無ければ無いで自分でなんとかしようとするタイプ
●お金があれば使ってしまうが本当は不安。不安な気持ちを隠す意地っ張りな面も
●将来の不安は、「将来いくらかかるかわからない」が42.1%で最多ながら平均より低い。全体的に不安要素は平均よりも低い

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、老後の生活(38.3%)で平均(58.1%)よりも低い
●行っている資産運用のトップは、預貯金が29.3%で平均(34.8%)より低く、続くNISA・金投資等は平均より高い
●ローンはマイカー・住宅ローン・教育利用率が平均より多い
●老後資金の備えは、普通預金、個人年金、積立・定期の上位3つは平均並みでiDeCoは平均より高い

【群れずに自力で生き抜くエゾユキウサギタイプの共通要因】

住む場所も餌も何とかやりくりエゾクロテンタイプ

【基本属性】
●全体の11.0%で全タイプで一番少ない層
●男性20-40代、女性20-30代の若年層を中心に分布

【生活満足度・生き方・お金の価値観・買い物行動】
●生活の満足度が低く不安も多い
●お金の使い方もあまり計画的ではなく、なんとか生きていけると思っているタイプ
●特に興味のあるものもない傾向
●将来の不安は、「将来いくらかかるかわからない」が52.3%で全タイプ中トップ。お金を備える余裕がないとする人も多い

【お金事情】
●お金が必要だと思うのは、老後の生活(56.9%)で平均(58.1%)並み。次点の「家賃・住宅ローン」(50.8%)は平均(41.1%)よりも高い
●行っている資産運用のトップは、預貯金が23.1%で平均(34.8%)を大きく下回る
●ローンは若年層が多いことからマイカーローン利用が多い
●老後資金の備えは、普通預金、個人年金、積立・定期で用意しているものの備え率は低い

【住む場所も餌も何とかやりくりエゾクロテンタイプの共通要因】

次回は、それぞれのタイプのお金事情やライフスタイル、価値観の詳細をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。