北海道民のマネー事情

「同世代の人はどれくらいお金を貯めているんだろう?」「自分の出費って一般的なんだろうか?」「結婚や出産の費用って実際いくら必要?」。こんなギモンを抱いて検索してみても、「北海道基準」のデータに行き当たることはそれほど多くありません。「みんなのマネLABO」では、北海道在住の方に、お金やライフプランにまつわるさまざまなアンケートを実施。道民のマネー事情を徹底的に洗い出します!

20〜40代の約3人に1人は、もう資産運用を始めている!?

北海道民のリアルなマネー事情を、アンケートによって紐解くこのコンテンツ。記念すべき第1回は「資産運用」についてのライトな設問に答えてもらいました。意外にも20代が資産運用に積極的だったり、人気の投資性商品が見えてきたり、「これから資産運用を始めたいマネービギナー」にも参考になる調査結果を、データを交えながらご紹介します。

■調査対象 北海道在住の16-69歳男女 589人

■調査方法 インターネットリサーチ

■調査時期 2022年2月 

若い世代が資産運用に積極的!特に20代男性は8割近くが注目!

資産運用に対する関心の有無を尋ねたところ、「興味あり」と答えた割合が最も大きいのは40代で59.1%、2位は20代で57.3%、3位は30代で51.6%でした。人生の「これから」が頭をよぎり始める40代が最も興味があるのは想像できます。また、「収入アップも貯金もこれから」という人が多い20代の半数以上が資産形成に関心が高いようです。

注目すべきは、下記の男女別の割合。

男性20代の8割近くが「興味あり」と回答するという結果になりました。道産子の20代男性は長い目で見て資産形成を考えている堅実派とも読み取れますし、もしかすると大きな利益を狙うチャレンジャー気質なのかもしれませんね。

みんなが行っている資産運用で最も多いのは「NISA・つみたてNISA」

では、実際に資産運用を始めているのはどれくらいか見てみましょう。今回アンケートを実施した全体の割合では資産運用をしている人は26.8%。けれど、20〜40代を見てみると、いずれも30%を超える割合です。つまり、この若い世代の約3人に1人は、すでに資産運用をスタートさせています。

そこで気になるのが「資産運用を始めている人が、どのような投資性商品を利用しているのか」。トップスリーの第1位は「NISA・つみたてNISA」、2位は「投資信託」、3位は「株式投資」という調査結果が出ました。

 

ちなみに年代別に見ると…

20代の1位は「株式投資」、2位は「投資信託」と「金投資」

30代の1位は「NISA・つみたてNISA」、2位は「投資信託」、3位は「金投資」

40代の1位は「NISA・つみたてNISA」、2位は「投資信託」、3位は「株式投資」

この傾向から、まだまとまったお金を使う予定のない20代は株式投資で利益を狙い、家やクルマ、子育てといった資金を見据えている30〜40代は「NISA・つみたてNISA」「投資信託」でコツコツと長期的に資産形成をしているようにも見えます。

 

「みんなのマネLABO」では、今回の調査で関心の高かった「NISA・つみたてNISA」の基本が分かる記事をご紹介しています。また、「投資信託」や「iDeCo」等の資産形成に役立つ商品の詳細が見られる北海道ろうきんホームページもぜひご覧ください。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。