ろうきん研究会

「北海道ろうきん」ってCMやポスターではよく目にするけれど、イマイチどんな金融機関かわからない。そんな方も多いはず。でも、北海道にお住まいの方やお勤めの方は、原則どなたでも利用できるのです。しかも、営利を目的としない働く人のミカタ!つまり、生活者ファーストでさまざまなサービスを提供しています。これまで知らなかったおトクやサービス、さらに実店舗では聞きづらいアレコレを、とことん「研究」しちゃいましょう。

農家さんで例える投資信託の基本の「キ」!

投資信託と聞くと、仕組みが難しそうだったり、何を選べば良いのか分からなかったり、複雑そうで一歩を踏み出せない方も多いはず。けれど、北海道らしい「農家さん」と「野菜・果物」に例えてみると、身近に感じてもらいやすいかもしれません。投資信託は、ごくごく簡単にいうと「お金を育てるプロ=野菜・果物を育てるプロ」に資金を託し、「収益=野菜・果物の収穫」が出たら「分配金=野菜・果物のおすそ分け」をもらえるようなイメージです。その仕組みや魅力、リスクを抑える方法を農家さんに例えてご紹介します。

※一般に投資におけるリスクとは、「投資をすることで損失を被る可能性」ではなく、「結果が不確実であること」を言います。

投資のプロ=リスクに備えて多品目を育てる農家さん!?

投資信託は投資のプロが投資家から資金を集め、運用して得られた利益を分配金などで還元する金融商品です。農家さんに例えると、農園の運営をより良くするために多くの人から出資してもらい、実った野菜を出資者に見返りとして分けるイメージ。そのため、出資者は「りんごの木を1000本買う」ような大金は必要なく、少額からでも手軽に始められるのが魅力です。

例えば農家さんがナスだけを手がけている場合、仮に病気の発生で全滅してしまうと、農園の運営が立ち行かなくなってしまいます。このように天候や病害虫によるリスクを避けるため、集めたお金でじゃがいもの種芋やトマトの苗、ズッキーニの種などさまざまな種類に分散するのが投資のプロ。育てる品目や市場価格の情報収集は農家さんが考えてくれるので、「農業の知識=投資の知識」がない初心者にもピッタリです。ただし、商品購入時にかかる販売手数料や、運用管理費用としての信託報酬などがかかります。

投資信託も同様に資金を託す投資のプロが国内外の株式や債券、不動産、金融商品などに分散投資してリスクを避けています。

各農家さんで野菜ラインナップ(投資信託の商品)に特色があります。

投資信託とひと口にいっても、その商品は多種多彩です。基本的にはリスクが低いとリターン(収益)も小さく、リスクが高いとリターン(収益)も大きいというのが一般的。ここでも農家さんに例えてみましょう。

農家さんA:収穫が比較的安定する作物を育てる分、市場に多く出回るのであまり高値では売れない野菜をラインナップ。

農家さんB:収穫が比較的安定する作物と、栽培が難しくても高値で売れる野菜をバランス良くラインナップ。

農家さんC:天候や害虫のリスクに弱いけれど、飛び切り高く売れる果物に力を入れたラインナップ。

 

各農家さんはリスクを避けるために多品目に分散投資しているとはいえ、育てる野菜ラインナップ(投資信託商品)はそれぞれ特色を持っていることが分かります。投資信託の商品も同じように、「安定性重視」「利回り・分配金追求」「値上がり益・分配金追求」「値上がり益追求」といったタイプがあるのです。

また、投資信託を始める前に知っておきたいのがリスクのお話。例えば、全国で大根が採れすぎるとスーパーで価格が下がったり、猛暑によってほうれん草が収穫できず一つの畑が赤字になったり、農家さんの思いもよらない事態が起こる可能性もゼロではありません。資産運用ではこうしたリスクを「不確実なこと・値動きの振れ幅」といいます。投資信託は値上がりによる収益が期待できる反面、値下がりによって投資した金額を下回る(元本割れ)こともあるのです。

 

投資信託の価格(基準価額)が変動する主なリスク
価格変動リスク 経済情勢や個々の会社の業績により、金融商品の価格が変動するリスク
金利変動リスク 将来の金利の上昇や低下により、金融商品の価格が変動するリスク
為替変動リスク 円と外国の為替相場の変動により、外貨建て資産の価格が変動するリスク
信用リスク 投資先企業などの財務状況が悪化し、破綻した場合などに生じるリスク
流動性リスク 市場規模が小さく取引量が少ない資産を売却する場合に、期待より少ない収益になる可能性が生じるリスク

野菜ラインナップ(投資信託の商品)に迷ったら北海道ろうきん窓口へ!

投資家は投資信託の商品を一つだけ購入しても良いですし、時期をずらしながら複数のものを買うのも小さなテクニック。とはいえ、大切なのは自分の投資に対する考え方やライフプランを見据えて商品を選ぶことです。

投資信託商品の選び方に迷ったり、メリットやリスクを知った上で始めたいという方は、ぜひ北海道ろうきんの窓口にご相談ください。単に販売を担っているだけではなく、ライフステージや目的に合わせた資産形成の仕方を丁寧にご提案します。また、扱っている投資信託については商品ページをチェックしてみてください。

北海道ろうきんの投資信託商品ページはこちらからご覧ください。

※掲載の内容は記事リリース時点の情報に基づきます。金利や商品内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は北海道ろうきんにお問い合わせください。

 

・投資信託は預金ではなく、株式や債券など、値動きのある有価証券等(外国証券を組み入れる投資信託は為替変動リスクもあります)に投資します。そのため、投資信託の値段である基準価格は変動します。したがって、元本および利益は保証されていません。
・原則として投資信託の購入時、保有時、換金時等に費用がかかります。
・投資信託は預金保険制度の保護の対象ではありません。
・北海道労働金庫でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金による保護の対象ではありません。
・投資した資産の価値の減少を含むリスクは、投資信託をご購入されたお客さまに帰属します。
・過去の運用実績は、将来の運用成果を約束するものではありません。
・当ホームページは金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。ご購入の際には「投資信託説明書(交付目論見書)」および「目論見書補完書面」をご確認のうえ、ご自身の判断でお申込ください。
・あらかじめ決められた一定の受益権口数を下回ることとなった場合、もしくは、投資信託契約を終了することが受益者(お客さま)のため有利であると認められるとき、または、やむを得ない事由が発生したときは、投資会社(委託者)と信託銀行等(受託者)が合意のうえ信託契約を終了することがあります。
・投資信託の購入のお申込に関しては、クーリングオフ制度の適用はありません。

北海道労働金庫 登録金融機関 北海道財務局長(登金)第38号
・当金庫は金融商品取引業協会に加入していません。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。