北海道民のマネー事情

「同世代の人はどれくらいお金を貯めているんだろう?」「自分の出費って一般的なんだろうか?」「結婚や出産の費用って実際いくら必要?」。こんなギモンを抱いて検索してみても、「北海道基準」のデータに行き当たることはそれほど多くありません。「みんなのマネLABO」では、北海道在住の方に、お金やライフプランにまつわるさまざまなアンケートを実施。道民のマネー事情を徹底的に洗い出します!

北海道民の結婚にまつわるマネーの実情【後編】

北海道民の「結婚」に関するマネー事情をリサーチする前後編のシリーズ。今回は、結婚時にかかるお金で不安に思ったこと、マネー面で結婚後に変化したことのアンケート結果を深堀りします。 これから結婚を考えている方はぜひ、今後のご参考にしてください。

調査対象 北海道在住の20-60代のうち、2017年~2021年に結婚をした人 194

調査方法 インターネットリサーチ

調査時期 20222

結婚にあたって、「何に」「いくら」かかるかわからないのが不安。

まずは、結婚する際にかかるお金のことで、不安に思ったことをさまざまな選択肢から複数回答してもらいました。全体のトップ5は以下の通りです。

 

結婚にかかるお金で不安に思ったこと】(全体)

結婚にかかるお金のことで不安になったことは、「結婚式費用にどのくらいのお金がかかるかわからなかった」(37.6%)が4割弱でトップ。これに「新生活準備金にどのくらいのお金がかかるかわからなかった」(32.0%)「結婚や新生活にどのようなお金がかかるかわからなかった」(25.3%)が続きます。全体では、結婚や新生活のために何が必要で、いくらくらい用意すべきかわからないことが不安要素の上位を占めました

続いて20〜30代の男女別回答のトップ5は以下です。

【結婚にかかったお金に関する不安(20〜30代男女)】

男性は「結婚式費用にどのくらいのお金がかかるかわからなかった」が20〜30代ともに上位にランクイン。女性20代は「結婚式費用」、女性30代は「配偶者とのお金の分担方法」や「配偶者とのお金の価値観が違うこと」、「配偶者の貯金がないこと」などが平均よりも上回りました。女性30代は現実的なマネーの準備に加え、結婚後のことまで見据えていると考えられます。

女性30代は結婚後、お金の管理や保険の見直しなど「現実的な対応」を重視。

次に、結婚後に変化したお金に関する活動・考え方について、さまざまな選択肢から複数回答してもらいました。全体のトップ5は以下です。

 

【結婚後に変化したお金に関する活動・考え方】(全体)

トップ3は、「家計は夫か妻のどちらかが管理する」(33.0%)、「家計は夫婦2人で管理する(共通口座)」(30.9%)、「結婚を機会に保険を見直した」(30.4%)。これに「結婚を機会に、貯蓄を増やした」(23.2%)、「家計は、費目別に夫婦で分担する(夫婦別口座)」(20.1%)」が続きます。

ランク外ではあるものの「結婚を機会に、資産運用を始めた」(16.0%)も6位になっており、男女ともに30代(男性10.0%/女性9.7%)よりも20代(男性16.2%/女性16.7%)で高くなっています。

続いて20〜30代の男女別回答のトップ5は以下です。

 

【結婚後に変化したお金に関する活動・考え方(20〜30代男女)】

男性20代では、全体に比べて「結婚を機会に貯蓄を増やした」が高くなりました。女性20代は「家計は夫婦二人で管理する」、30代では「口座の管理方法」や「保険の見直し・貯蓄を増やす」などが全般的に平均よりも高く、女性30代はお金に関して現実的に捉える傾向になることが伺えます。

◎まとめ◎

・結婚や新生活のために何が必要で、いくらくらい用意すべきかわからないことが不安要素の上位。

・女性30代は配偶者とのお金の分担や価値観との違い、貯金がないことなども不安視。

・結婚後の変化は「家計の管理方法」「口座の管理方法」「保険の見直し」が全体のトップ3。

・女性30代は結婚後、お金に関して現実的な対応をしていく傾向に。

アンケート結果をみると、「結婚を機に貯蓄を増やした」「結婚を機に資産運用を始めた」などの回答が多く寄せられました。多くの方にとって、結婚は今までの自分のお金の使い方や在り方を見直す大きな機会となっているようです。
預金や資産運用などのマネーに関するお悩みについては、北海道ろうきんまでぜひお気軽にご相談ください。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。