北海道民のマネー事情

「同世代の人はどれくらいお金を貯めているんだろう?」「自分の出費って一般的なんだろうか?」「結婚や出産の費用って実際いくら必要?」。こんなギモンを抱いて検索してみても、「北海道基準」のデータに行き当たることはそれほど多くありません。「みんなのマネLABO」では、北海道在住の方に、お金やライフプランにまつわるさまざまなアンケートを実施。道民のマネー事情を徹底的に洗い出します!

北海道民のマイホーム保有&購入意向の実態【後編】

北海道民のマイホームの保有実態や購入意向について前後編でご紹介する今シリーズ。後編では、マイホームを購入するきっかけや自宅をリフォームする理由、家を購入しない理由などについてアンケートした結果を大公開します。マイホームの購入やリフォームを検討している方にとって参考になることも多いと思いますので、ぜひチェックしてください。

■調査対象 北海道在住の16歳~69歳男女  940人

■調査方法 インターネットリサーチ

■調査時期 2023年5月18日(木)~24日(水)

結婚・婚約を機にマイホーム購入を考えるケースが約2割でトップ。

マイホームを購入した/したい理由についてさまざまな選択肢の中から複数回答で答えてもらいました。以下が結果のトップ10です。

 

【マイホームを購入した/したい理由・きっかけ(全体/複数回答)】

マイホームを購入した/したい理由・きっかけは、「結婚・婚約(20.2%)」が2割でトップ。これに「妊娠・出産(17.8%)」「子どもの入園・入学(17.8%)」、「家族の転勤・転職(14.7%)」「希望の物件を見つけた(14.7%)」が続きます。

 

続いて、30代~60代の男女別回答のトップ5を紹介します。

 

【マイホームを購入した/したい理由・きっかけ(男性30代〜60代/複数回答)】

 

【マイホームを購入した/したい理由・きっかけ(女性30代〜60代/複数回答)】

男性は「妊娠・出産」「子どもの入園・入学」など、家族構成や子どもの状況の変化に加え、「希望の物件を見つけた」「賃貸の契約更新」「自分または家族の昇進や昇給」といったタイミングがマイホーム購入のきっかけになるケースが多いようです。

一方、女性は30代・40代ともに「妊娠・出産」がトップ。男女ともに5060代では「今の家の老朽化」「親との同居、介護が必要」などの年代に応じた理由が上位に食い込んでいます。

5割が「家の老朽化」を理由にリフォームに乗り出す。

続いて、リフォームをした/したい理由についてさまざまな選択肢の中から複数回答で答えてもらいました。以下が結果のトップ10です。

 

【リフォームをした/したい理由(全体/複数回答)】

マイホームのリフォーム理由は、「今の家の老朽化(50.9%)」が5割を超えてトップ。これに「家を長持ちさせるため(34.8%)」、「快適性・使い勝手の改善」(32.1%)が続きます。現在住んでいる家を暮らしやすくするという理由が上位の一方、「子どもの独立、親との死別などで家族が減る」「親との同居、介護が必要」といった家族構成の変化もリフォームに乗り出す契機になっているようです。

3人に1人が金銭面の負担からマイホームを購入しないと回答。

最後に、マイホーム購入やリフォームをしない理由について、さまざまな選択肢から複数回答いただいた結果が以下となります。

 

【マイホームを購入・リフォームしない理由(全体)】

マイホームを購入・リフォームしない理由は、3人に1人が「購入費用の負担、資金を準備できない」(35.0%)と回答。金銭面の負担が大きいことがわかりました。これに「維持費がかかり続ける(16.9%)」「税金を支払続けなければならない(10.7%)」が続くことからも、賃貸ではかからないお金の面をシビアにとらえている方が多いようです。

 

◎まとめ◎

・マイホームを購入した/したい理由・きっかけは、「結婚・婚約(20.2%)」が2割でトップ

・女性30代・40代は「妊娠・出産」を機にマイホームを購入したいと考える傾向。

5割以上の方が「今の家の老朽化」を理由にリフォームに乗り出している。

・マイホームを購入しない理由は「購入費用の負担、資金を準備できない」が3割以上でトップ。

 

今回は北海道民がマイホームを購入した/購入したい理由、リフォームをした/したい理由、マイホームを購入しない理由を明らかにしました。北海道ろうきんでは、お住まいのご購入とお手入れに、安心金利の住宅ローンをご用意。詳しくはこちらからご確認ください。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。