北海道民のマネー事情

「同世代の人はどれくらいお金を貯めているんだろう?」「自分の出費って一般的なんだろうか?」「結婚や出産の費用って実際いくら必要?」。こんなギモンを抱いて検索してみても、「北海道基準」のデータに行き当たることはそれほど多くありません。「みんなのマネLABO」では、北海道在住の方に、お金やライフプランにまつわるさまざまなアンケートを実施。道民のマネー事情を徹底的に洗い出します!

北海道民のマイホーム保有&購入意向の実態【前編】

マイホームの購入は、人生の中でもトップクラスに高額な買い物。今後のライフプランを左右する可能性もあるため、決断に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。今回は、北海道民のマイホーム保有・購入予定の実態に迫るアンケートを実施。前編では、この1年以内に新築や中古の戸建て住宅・マンションを購入した/今後購入を予定している方や、1年以内にリフォームを実施した/今後予定している方がどれくらいいるのかをご紹介します。

■調査対象 北海道在住の16歳~69歳男女  940人

■調査方法 インターネットリサーチ

■調査時期 2023年5月18日(木)~24日(水)

当面は「マイホーム購入やリフォームを考えていない」人が7割。

北海道民の、この1年以内のマイホーム購入/リフォーム実施状況や今後の購入意向は、以下の結果となりました。

 

【マイホーム保有・購入予定(全体)】

この1年以内に新築の戸建てやマンションを購入済み・今後購入予定の方は10.6%。中古の戸建てやマンションを購入済み・購入予定の方は6.7%。リフォーム済み・リフォーム予定の方は11.9%となりました。一方マイホーム購入やリフォームの予定を「(当面)考えていない(70.4%)」が7に達しています。

新築のマイホーム購入/予定やリフォーム実施/予定については、男女間で大きな差は見られませんでした。ただし中古購入/予定については女性が男性よりも若干低く、女性に「せっかくのマイホーム購入なら新築」と考える人が多いのかもしれません。

40代~60代女性は、男性よりも住宅購入・リフォームに消極的

続いて、マイホーム保有/購入予定とリフォーム済み/予定の回答を、30代~60代男女別に上位5位までランキング形式にまとめました。

 

【マイホーム保有・購入予定(男性30〜60代)】

男性は、全体値が70.4%でトップの「住宅購入やリフォームは考えていない」が男性50代で73.8%と高い傾向に。また「時期未定でリフォーム予定」が、いずれの年代でも上位にランクインしており、とりわけ男性60代が14.8%と全体値より高いことから、過去に購入したマイホームの修繕や設備更新の時期に差しかかっていることがうかがえます。さらに男性40代は「時期未定で中古購入予定(12.2%)」が高く、掘り出し物の中古物件が見つかった際には購入しようと考えている人が多いのかもしれません。

 

【マイホーム保有・購入予定(女性30〜60代)】

女性は「住宅購入やリフォームは考えていない」が30代で62.6%と全体より低い一方で、40代は82.9%と全体より高くこれは30代女性に「いつかはマイホームを」と考える人が多く、実際にマイホームを購入した40代女性が持ち家のある暮らしに満足していることの現れとも読み取れます。また女性40代~60代は男性に比べ、住宅購入・リフォームに消極的のようです。さらに男性と同様に60代女性も、「時期未定でリフォーム予定(18.3%)」が高いのは、持ち家のリフォーム時期を見据えているためでしょう。

◎まとめ◎

7割がマイホーム購入やリフォームの予定を(当面)考えていない。

・この1年以内のマイホーム保有・購入予定は17.3%。

・男女ともに60代は「時期未定でリフォーム」を考える傾向。

・女性40代~60代は男性同年代よりも住宅購入・リフォームに消極的。

 

次回はマイホームを保有する/しないきっかけや理由に迫ります。北海道ろうきんでは、お住まいのご購入とお手入れに、安心金利の住宅ローンをご用意。詳しくはこちらからご確認ください。

「みんなのマネLABO」編集部

執筆者 「みんなのマネLABO」編集部

北海道労働金庫の営業推進部の職員が中心となって「みんなのマネLABO」の各記事を企画・監修。北海道のマネービギナーにとってプラスに働く内容や分かりやすい記事をお届けすることを目指しています。