北海道民はお金の相談、どうしてる？【後編】

マネーのことについて疑問や不安が湧いてきた時、相談相手が決まっているという方もいれば、「一体誰に相談したら良いの？」と頭を抱えている方もいるはずです。今回は、北海道民の「お金の相談をした相手」と「お金の相談をしたい相手」をアンケートで調査。相談相手に迷っている方は必見のテーマです。

■調査対象 北海道在住の16-69歳男女(過去5年以内に各種ローン利用者含む) 940人

■調査方法 インターネットリサーチ

■調査時期 2023年5月

「まずは自分で調べてみる」が今のスタンダード！

【お金の相談をした相手】

全体のトップとなったのは、半数以上が回答した「自分で調べる（インターネット）（56.1％）」。これに「親に相談する（16.0％）」、「配偶者に相談する（15.2％）」が続きます。最近では、わからないことがあればすぐスマホで検索し、インターネットから情報を入手するのがスタンダードな方法になっていますが、お金に関する悩みについても例外ではないことがわかりました。まずは自分で調べてみて、それでもわからない場合は、親や配偶者といった身近な人に相談しているようです。

次にこれから「お金の相談をしたい相手」のアンケートにも、さまざまな選択肢の中から複数回答してもらいました。その結果が以下のグラフです。

【お金の相談をしたい相手】

今後お金の相談をしてみたい相手も、トップは「自分で調べる（インターネット）（48.6％）」が約半数。これに「配偶者に相談する（15.2％）」「親に相談する（14.3％）」「自分で調べる（参考書などインターネット以外）（14.1％）」が続きます。「FPや税理士、会計士など専門家に相談する（13.0％）」や「金融機関（銀行、保険会社、証券会社、信用金庫など）店舗窓口で相談する（9.7％）」は、前述のお金の相談をした相手に比べてやや割合が高まっています。相談してみたいと思っていても、専門家や金融機関の店頭を訪ねるのはハードルが高そうだと感じていることも一因だと予想できます。

女性が相談「してみたい」のは、FPをはじめとするマネーの専門家！？

続いて「お金の相談をしたい相手」の回答から、男女20代～40代のトップ5の回答にフォーカスしてみました。

【お金の相談をしたい相手（男性20〜40代）】

男性20代は他の世代よりも、身近な親に相談する傾向が強く見られました。5位に「YouTubeやSNSの運営者に相談する（9.5％）」がランクインしたのは、今どきの若い世代らしいとうなずける結果です。男性30〜40代になると「FPや税理士、会計士など専門家に相談する」や「金融機関（銀行、保険会社、証券会社、信用金庫など）店舗窓口で相談する」が上位に食い込んでいます。

【お金の相談をしたい相手（女性20〜40代）】

女性20～30代は「自分で調べる（インターネット）」がトップではあるものの、全体と比べると低い傾向です。一方女性30～40代は、配偶者に相談するケースが全体に比べて多く、さらに「相談した相手」ではあまり多くなかった「FPや税理士、会計士など専門家に相談する」がいずれも3位にランクインしています。

最近はFPによる女性向けマネーセミナーなども多々開催されていることから、その機会に直接専門家に話をしてみたいという方も多いのかもしれません。

最後は「金融機関にお金の相談をする・しない理由」について、フリーアンサーで答えてもらった内容から一部をご紹介します。

【金融機関にお金の相談をする理由（自由回答）】

【金融機関でお金の相談をしない理由（自由回答）】

相談したい理由では、お金の専門家なので安心・信頼できるといった声が多かった一方、相談したくない理由の中では営業時間内に行けない、敷居が高いなどの意見が多く目立ちました。

今回は、お金に関する相談について前後編にわたりご紹介しました。いかがでしたでしょうか？

自分と同世代の方が「お金にまつわるどんな相談・悩みを抱えているのか」「誰に相談したいと考えているのか」を知ることで、今までお金に関する具体的な悩みがなかった方や、自分のマネー事情を深く考えたことがなかった方にも、何かの気づきに繋がれば幸いです。

北海道ろうきんは営利を目的としない福祉金融機関で、北海道にお住まいの方の生活に寄り添ってお金の悩みを解決することがミッションです。一部の営業店で「日曜ローン相談会」なども行っていますので、詳しくはホームページをご確認ください。